28杯目 インプットにハマってる

映画、ドラマ、本に触れまくるモード
朝井麻由美 2023.10.25
サポートメンバー限定

カランコロン‥‥スナック「朝井」へようこそ。28杯目のお読み物をお届けします。

少し前に、U-NEXTで配信されているドラマの「エルピス」を見始めたんですよ。放送していた当時も気になっていたものの、連続ドラマを途中から観るのが嫌で、いつか全話配信したときに……と思っていた作品で。毎日一話ずつ観ようと思っていたのに、気づいたら朝になってました。全部一気に観ました。止まらなかった。

【本日のおしながき】

・お知らせなど

・最近観た&読んだ作品の話

・不眠症の私の寝付きが異様によくなったサプリメントの話

・東京育ちと地方育ちの話

・日曜日はオフ会です! 当日みんなと話したいことリスト

・シメのラーメン

◆お知らせなど

こちらのイベントが来週ある……のですが、10月のチケットは売り切れているみたいでした(お知らせの意味とは…)。来月以降も毎月イベントをやるので、皆さんもどこかでぜひ来てほしい! 正直、設定がややこしくてよくわからないと思いますが、「朝井と一緒に喋りながらゲーム(ボードゲームなど)をできるイベント」と思っていただければ大丈夫です(笑)。

朝井麻由美@ドラマ『ソロ活女子のススメ』原案
@moyomoyomoyo
10/28(土)のイベントチケット発売中です!
ボードゲームとかして遊びます🎲
皆さんとここまで距離近く遊べる場もなかなかないのでぜひー! #フラエピ
フラエピ空央会 @Fractale_Epique
#フラエピ 魂担当参加型コンテンツ フラクタル・エピック 四季戦・秋② チケット発売中です。 詳細は 公式サイトから↓ https://t.co/97MS6AxnF2 https://t.co/cMf4ltCzok
2023/10/09 11:38
4Retweet 9Likes

◆最近観た&読んだ作品の話

冒頭で書いたように、「エルピス」を観て、その前は「カルテット」を観て、その前は「大豆田とわ子と三人の夫」を観たんですよ。どれも面白かったんですけど、調べてみたら3本全部同じプロデューサーが作ってました。こんなことある!?(笑) 「エルピス」を佐野亜裕美さんというプロデューサーが作っていたのはドラマ放送当時に記事を読んだことがあって知っていたのですが、他2つも佐野さんだったの!?

「エルピス」は、放送当時になんとなくどういう話なのかを聞いたことはあって、絶対に好きなやつだと思っていたんですよね。当時、自分のサブスク環境で見逃した回も観られなかったので諦めていたのですが(観るなら最初から全部観たくて、途中から中途半端に観たくなかった)、私が最近愛用しているU-NEXTに配信があるのを発見。毎日ちょっとずつ観ようと思ってたのに……ノンストップで観ちゃった……。

ここから、ネタバレには基本的にならない程度の(と私は思っている)内容を書いていくのですが、少しの情報も入れずに観たい人は、ここの部分は読み飛ばしてくださいね。

ざっくり言うと、政治家などの大きな権力と戦う話です。報道がいかに権力者の都合のいいように操作されているか、というのが描かれており、そこに盾突くと異動させられたり、解雇されたり。このドラマ、最初にTBSで企画を出してそれが通らず、プロデューサーの佐野さんが退社し、比較的自由な空気のカンテレに持ち込んで実現したという経緯があり、その事実がまず怖いよね。企画が通らない=局側にとってこのドラマを流されるのは都合が悪い、という風に見えてしまう。この事実自体がもう、「エルピス」の中で描かれる世界観そのままじゃん……。

ドラマの中では、冤罪の証拠をニュースや週刊誌で報道しようという直前で、世論の印象操作だったり、局の上層部に圧力をかけたり、そのやり方がとにかくえげつない。途中で「ひどい……」って独り言を言いながら観てました。それらがどれも、私たちが生きている中でなんとなく「どうやらこういうことがあるらしい」と聞いたことがあるようなもので、元テレビ局に勤めていた知人に聞いたところ、業界の人たちはリアルすぎて直視できない、だそうです。マジか。

まあ、こういうのをこじらせるといわゆる「陰謀論」に溺れるのでしょうけれどもね。

テレビ局で働く人たちにとことんリアリティーがあったのもよかった。主人公の同期に滝川くんという人がいるのですが、これめっっっっっっちゃテレビ局員っぽい!!!いそう!!!と思って、こちらも元テレビ局の知人に聞いたところ、「いる!!!こういう人いる!!!」と言っていました(笑)。

もう一人、リアルだと思ったのが主人公の上司の村井さん。こういうプロデューサー、いる!!! 村井さんはセクハラ・パワハラ大魔神で最初の印象が最悪なんですよ。でも、ストーリーが進んでいくにつれて、いいところもあって、ちゃんと上司として素晴らしいことをしていて、ああ、こういう、いいところもあるし悪いところもある、という人もいるよなぁ。リアルだなぁ、と。この人、コンプライアンス的には最悪なんだけど、でもいいところもあるんだよな……、仕事面ではすごい人なんだよな……。という人、いるんですよ、特にテレビ関係者って、こういう人がすごくいる。一言で悪い人と片づけるわけにもいかない人が。これが見事に表現されていた村井さんというキャラクター、すごかったです。

もうひとつ、番組終わりの打ち上げシーンが出てくるのですが、この感じもすごくテレビ業界!!! 何がと言われたら困る。言語化が難しい。でも、この感じ、すごくテレビっぽい!!! なんだろう、その場で一番偉い人が中心になって打ち上げが進んでいって、周りが盛り上げている様子とかかな。とにかく、こういう打ち上げ、見たことある!!! と笑っちゃいました。

「カルテット」と「大豆田とわ子」は個性豊かな面々が繰り広げるドタバタ劇という感じなので、平和に観られます。皆さんもぜひ観てほしい。

◆不眠症の私の寝付きが異様によくなったサプリメントの話

私、ずっと不眠症を患っていて、クリニックで眠剤を処方されているのですが、最近その眠剤も効かなくなってしまってですね。パーソナルトレーナーさんに相談したら、とあるサプリを勧められまして、飲んでみたらその日の寝付きがすごくよくてびっくりしました。なんていうサプリかというと、

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、2111文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

サポートメンバー限定
34杯目 「孤独」と「一人」の違いについての考察
サポートメンバー限定
ガサガサのかかとと、肩こりが完全に治った
サポートメンバー限定
酒を飲みながら健康になる方法を考えている
サポートメンバー限定
31杯目 飲食店の口コミサイトを読み解く方法
サポートメンバー限定
30杯目 ここだけは行って!2023年ベスト居酒屋
誰でも
スナック朝井 1on1 チケット販売(11/27~12/6)
サポートメンバー限定
29杯目 マウンティングとアイドルの謎
サポートメンバー限定
27杯目 共感という「劇薬」